沖縄 自転車旅行:旅行記
やんばる→北谷
本日も朝5時起床で6時前に出発。
昨夜はものすごく星がきれいだった。
山の奥に広がる星空、東京から来るとどうしても星空に感動してしまう。
ここに住んでいる人たちは、この星空を毎日見上げたりするんだろうか。
おのぼりさんでもいい、星空があるときはずっと見上げていたい。
今日の天気はあいにくの天気、もしかしたらどこかで雨に降られるかもしれない。
今日は北谷町まで行く予定で、全長は140キロ弱、大移動だ。
しかも、これまたハイライトの美ら海水族館に行く予定なので、できるだけかっ飛ばして行きたいとことだ。
食堂に行って、おばちゃんに朝ご飯を作ってもらう。
朝ご飯はこれまたがっつり系で、お魚に衣をつけて焼いた...ムニエル?みたいなもの。
むちゃくちゃうまい。朝から夕飯みたいなメニュー、これは今日はエネルギーになりそうだぞ!
朝食を食べ、チェックアウトを済ませて、いざ出発!
またも山を登って下りての繰り替えし、何度も言うけど標高はそんなにないけど、早朝の山登りは結構キツイ。
街がある、というのは、人が住みやすいからというのが理由で、大体が海抜の低いところにある。(アンドラ公国とかは話しが別だけど)
そのため、昨日降りてきた山をまた登らなければならない。
だけどそれと引き替えに素晴らしい景色が望めるのは山の良いところだ。
登っている時は確かに辛い、だけどこの素晴らしい景色と、下りの快感を味わってしまうと、登っていた時のつらさなんて一気に吹き飛んでしまう、そしてまた登りたくなってしまう、うーん、山って中毒症があるよね。
7時、沖縄の最北端である辺戸岬に到着。
天気はあんまりよくない。早めに記念撮影をして、トイレに寄ってすぐに出発。

しかし私は最北端という言葉に弱い。
最南端よりも最北端の方が魅力度は100倍上である、これはなぜなんだろうか。
辺戸岬を超えると、本島の西海岸側に戻る。
東側に比べると、西海岸はものすごく垢抜けていて、道の駅ももりもり登場してくるし、ジャングル臭さがまったくない。
個人的にはあのジャングル臭さがたまらなくお気に入りだったのでちょっと寂しいけど、今日は飲み水や食料の確保の心配がなさそうで、その点は安心する。
途中、大宜見の道の駅で夏みかんを買って休憩。美ら海水族館はもうすぐ!
美ら海水族館には11時到着。
美ら海水族館、初めて訪れた。
でっかいジンベイザメが居る、という噂は知っていたけど、わざわざ沖縄まできて水族館なんて行かなくてもね...、と過去2度の来訪の時は行かなかったが、それでも行かないと行かないで、なんかやっぱりちょっとジンベイザメっての?が見たくなっちゃうもんなので、折角今回は沖縄一周するわけだし、プランに組み込んでみたわけである。
私は水族館は嫌いじゃない、いやむしろ好きな部類だと思う。
といっても、記憶に残っているのは、常に葛西臨海公園で、この水族館以外は多分行ったことがないと思う。フリークじゃない、なんとなく、好き、程度なのだ、ご承知ください。
特にあのまぐろがグルグルするコーナーは最高だ。
まぐろ、まぐろ、まぐろ~♪思わずおさかな天国の歌を口ずさんでしまいそうな程の圧倒的なマグロのぐるぐるは最高におもろい。
あと足の長いカニのコーナーとか。あの何とも言えないシュールさ。
ああ、葛西臨海公園に行きたくなってきた。
いやいや、美ら海水族館の話に戻ろう。
美ら海水族館に着いた頃には、もう空は怪しい塩梅になってきて、今にも雨が降り出しそうだった。
北谷まではまだまだ70キロくらい残っているので、ここでお昼をサクっと食べて、サクっと見て回って行こう、という作戦。とりあえず先にお昼を食べることにする。
水族館の中のバイキング。一人1260円。
バイキングって、食べる前は楽しいけど、いざ食べ始めるとなんか楽しくなくなるのは何でだろう。
多分一度に、全部の品々が見えるのが問題なんだと思う。
お茶からカレーからデザートから何から何まで全部見えてしまうと、なんていうかな、ワクワク感が損なわれてしまうんじゃなかろうか。
まずはおしぼりステージから始まって、サラダステージをクリアしないと次のステージには行けません、みたいな敷居があったりしたら、デザートまで数回ワクワクし続けることができるのに。
しかしバイキングでは、その人の食の傾向が見えるのがおもしろい。
私としては、バランスよい人よりも思いっきり偏っている人の食卓の方が見応えがあって好きだ。
我々のテーブルの隣には、30代くらいの男性が一人でランチを食べていて、その人がひたすらナゾのゼリーを食べ続けていた。
一見では何味なのか、想像がつかないゼリー。このゼリーに関しては、ぱっと見私は見つける事ができなかった、一体どこからこのゼリーをこの人はもってきたのであろう。
多分かなりの通かと見たので、(このバイキングを食べ慣れている印象をうけた)まねしてその謎ゼリーを食べてみたけどあんまりおいしくなかった。人には人の趣味がある。それを面白がってはやし立てたら悪いよね、その謎のゼリーの味を味わいながら、ちょっと反省した。
腹ごなしも済んだので、いざ水族館へ出発する。
超有名観光地なので、人がものすごくたくさんいる。
私はお姉さんなので、子供の群れを蹴散らしてまで見ようとは思わないから遠巻きに様々な深海魚やらナマコやら小さな魚なんかを眺めながら、順路を追って進む。
ひときわデカい水槽が現れ、どうやらここが噂のジンベイザメの間なんだと確信する。
いやそれ以外ないでしょ。
人だかりもものすごい。
ジンベイザメは今までみたどの魚よりもデカイので、遠巻きに眺めても全く問題ない。
しかしデカイ、それなのに優雅。
水族館なんかじゃなく海で泳ぎたいんだろうな、本当は、とちらっと思ってしまうのはよくないよね。
すっかり水族館を堪能し、1時過ぎに水族館を出る。
外に出ると雨が結構降り出していた。
しかも、美ら海水族館から南に下る道は、どうも工業地帯のようで、空気も悪いし、ダンプカーがものすごく多くて一言で言えば走りにくい。
ちょっとの疲れと、雨、慣れない交通量、危険分子は色々あった。
とにかく運転を誤て、この後、相方が転倒した。
荷物が多いため、基本は車道を走ってきていた。
これまでは交通量もそんなに多くなかったので問題なかった。
しかし、那覇が近づくにつれてどんどんと車が多くなってきてしまい、歩道に進路を変えた時だった。
ちょうど坂道を下っていたためスピードも結構あった。
雨で濡れた盲人用のプレートにタイヤが滑って思いっきり顔面から転んでしまったのだ。
一瞬何が起きたのかわからなかった。
自転車を放り投げて、すぐさま駆け寄る。
顔からはものすごい血が出ていた。
相方は突然のショックからか、ぼーっとした状態で、受け答えも曖昧だ。
頭も打ったのかもしれない、ヘルメットをしていたから大丈夫だと思うけど、もしものことがあったら...頭が真っ白になってしまう。
自転車に絡まってる足を、なんとか外して、もっているティッシュやらなにやらで、とりあえず血を吹きながらオロオロしていると、沿道から、営業中であろうおしぼり業者の男の人2人が駆け寄ってきてくれて、どうした、何があった、これ使え、とおしぼりをたくさんくれて、状況の確認や、病院の手配、我々の自転車を近隣の人に預けてくれたり、さらにはおしぼりの車で病院まで送ってくれた。
状況はかなりシリアスだった。
きっと、私一人だったらどうしていいのか解らなかったと思う。
本当にこのおしぼり業者のお二方には大変感謝してる。
名刺をもらおうとしたんだけど、そんなのはいらないから、と気さくに笑って仕事に戻っていってた。
なんてかっこいいんだろう、この場を借りて感謝をお伝えしたい。
事態は突然急転してしまった。
先ほどまで、美ら海水族館でへらへらしていた相方が、今や大変なケガを負ってしまい、我々は病院にいる。
これからどうするか、私がしっかりしなくてはならない。
とりあえず、おしぼりヒーローズ達がくれたレンタカー会社の電話番号に電話をかけて、自転車が2台積めるような車を手配した。
GWということもあって、数社かけたけど、どこも車はありません、と断られてしまう。
最後の神頼みでかけた会社で、車いす用のミニバンが1台だけ残っていて助かった。
治療が終わったのは6時頃で、相方は顔中晴れ上がってて、なんかよくわからない脱脂綿がいろんなところに張られていて、見るからに痛々しかった。
全部で9針縫ったという。
頭はヘルメットをかぶっていたから大丈夫だった。本当によかった。
レンタカー会社まではちょっと距離があるので、タクシーを呼んで、レンタカー会社まで行く。
GWで大忙しなのか、レンタカー会社には女性のスタッフが1名しかいなかった。
電話がなったり色々と大変そうなのに、とても親切にしてくれて、もういらないから、必要でしょ?と大判のバスタオルを何枚もくれた。
実は私は、この旅に出る直前に免許を取ったばかりで、まさかこんな所で役立つとは、というか免許を取っておいてよかった、とものすごく思った。
車いす用のミニバンで、先ほどの事故現場まで戻る。
事故現場の向かいに住んでいるおばあちゃんの家に、自転車を預けさせていただいていたので、近くにあったお菓子やさんでバームクーヘンを買って、自転車を引き取りにいく。
おばあちゃんはとてもいい人で、こんな突然のご迷惑にもちっとも嫌な顔ひとつせず、泊まるところがなかったら泊まってっていいのよ、とまで行ってくれた。
雨が降っていたから、せがれが我々の自転車を家の中までしまってくれたという。
自転車を外に出すと、おばあちゃんが、先ほどの事故現場まで行きなさい、というので、せがれと4人で行く。
びっくりしたり、ショックなことがあると、人はそこに魂を忘れていってしまうんだという。
事故現場に残っている魂を、ちゃんと持って帰らないといけないよ、と道に落ちているであろう魂を拾って、相方の頭に戻す。
あなたもよ、と私にいう、あなたもものすごくショックをうけたでしょ?おばあちゃんの小さな手で、道路から私の魂を拾って頭に返してくれた。
なんていうか、小さなことだけど、人々の暖かさが身にしみる。
本当にありがとう、ありがとう。
ありがとうというしかないけど、お世話になった方々には本当にいくら感謝をしても足りないくらいだ。
どうして人はこんなに優しくなれるんだろう。
本当にありがとうございました。
自転車をミニバンに積んで、北谷町の予約していた宿まで行く。
北谷町から那覇までは、もうあと少し、明日は東京に帰る予定だ。
なんか今日は色々あったな...。
雨の中の運転は本当に危ない。
そして、ヘルメットは絶対に身を守ってくれる。
今、ロードバイクやピストなど、高速で走れる自転車がはやっているけど、出来ればこれらの自転車に乗っている人たちは必ずヘルメットだけは絶対にかぶってほしい、と思った。
そして、高速走行をしていれば、自分だけではなく、人をもケガさせることができる乗り物なだけに、安全運転には十分注意していかなきゃ、解ってはいたことだけど、今後も気をつけて運転しなくてはいけない。
明日は雨がやむといいな。
そして相方のケガが早く治りますように...。
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自分は片付けがとってもニガテで、FRIENDSのモニカ...more |
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